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新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する研究報告 第三報

数多くのお問合せ頂いている内の1つであります、食品添加物殺菌料亜塩素酸水の製剤の低濃度(×40倍希釈液[遊離塩素濃度(Cl=35.45として)5㎎/L:計算値、含量 亜塩素酸(HClO2=68.46)として200ppm:計算値])で、反応時間としては1分間という短時間における不活化(除去)効果につきまして、追試致しましたので、その結果を以下にご報告させて頂きます。

試験条件

試験方法

試験検体:食品添加物殺菌料亜塩素酸水の製剤をポリスチレンチューブを用いて蒸留水で希釈した。
ウイルスとの反応もポリスチレンチューブ内で行った。
なお、ウイルス液の調製は以下のように行った。VeroE6/TMPRSS2細胞(10-cm ディッシュ)にm.o.i. が約0.01になるようにウイルス液を細胞に接種して、1時間後に接種液を吸引除去してDMEM (5 ml)を入れて培養した。細胞変性効果が細胞全体に広がって細胞がはがれ始めたところで培養上清を回収し、低速遠心と5-µm フィルターで細胞を完全に除いてウイルス液とした。
抗ウイルス試験の方法は以下のように行った。ウイルス液と試薬を(1:9)の比率で混合し、室温で所定の時間反応させたのちに、50μL被検液を450μLの10% FBS含有DMEMに添加し、反応を止めた(10倍希釈)。その後、さらに10-8まで10倍段階希釈をおこなった。VeroE6/ TMPRSS2細胞(96ウェルプレート)の4個のウェルに各希釈のウイルス液を50 µl/wellで接種し、一時間後に吸引除去して100 µl/wellのDMEMに置換して培養した。また、3日後に各ウェルの感染の有無を判定して、Behrens-Karber法で50%感染希釈を計算し、ウイルス感染価 [50% Tissue culture infectious dose (TCID50)/ml]を求めた。

効果確認試験アウトライン

結果

食品添加物殺菌料亜塩素酸水の製剤の1/40希釈液[遊離塩素濃度(Cl=35.45として)5㎎/L:計算値、含量 亜塩素酸(HClO2=68.46)として200ppm:計算値]であっても1分間という接触時間でウイルス感染価は検出限界まで低減(99.999%以上除去)されていた。

以上の結果は、広島大学大学院医系科学研究科ウイルス学研究室 坂口 剛正 教授が実施された試験結果(未公表)に基づき、三慶グループが作成したものである。